専門用語の習得方法

介護の仕事をしていると、たくさんの専門用語が飛び交います。専門用語は、最初のうちは聞き慣れなかったり覚えづらかったりすることが多いかもしれません。しかし、業務の経験を積めば積むほどに違和感なく専門用語を使えるようになります。

QOLやADLなどは日常的によく耳にし、介護の仕事を初めて間もないうちでも使いやすい専門用語です。これらの専門用語をはじめ、介護職として働くなかで耳にする専門用語はとても幅広いのが特徴です。少しでも早く専門用語を扱えるようになるには、手間を惜しまずひたすらメモを取る方法も有効です。専門用語を聞きながら自然と覚えようとするより、実際に手を動かしてメモを取る行動だけでも記憶の残り方が違います。

業務が立て込んでいる慌ただしい時間帯などはメモを取ることを一旦止めて、落ち着いた頃に先輩や上司に「さっきの用語について聞きたい」とたずねるのもいいでしょう。知識を吸収していくためには、最初が肝心です。積極的に覚えていこうとする気持ちが伝われば、先輩や上司もより丁寧に答えてくれるはずです。

ほかには、介護の専門用語を紹介したサイトや本などもあるので、それらを参考にしながら暗記する方法も推奨できます。専門用語に関する情報だけがまとめられており、覚えることに集中しやすいためです。暗記するときは、実際に声に出して読み上げるのが黙読よりも効果的だといわれています。

業務をとおして日常的に専門用語を聞いたり実際に使ったりしながら、こうした方法もプラスすることで、より早い習得が期待できます。